海外研修(事前研修)2011

「福井県立恐竜博物館」研修

今夏も2009年度と同じく、SSH事業の一環として
世界遺産にも指定されているカナダのアルバータ州で海外研修を実施します。
その中の1つのテーマが“古生物化石に関する研修”です。
その事前研修として、福井県にある福井県立恐竜博物館へ行きました。

実施日 2011/6/11(土)

参加者 本校希望者
  1年生(4名)・2年生(6名)

引率教諭  2名

場所 福井県立恐竜博物館

研修内容
  ・11:40〜13:00  見学研修
  ・13:00〜14:00  レクチャー
  ・14:00〜15:00  見学研修

博物館内の広い展示室は、「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」と3つのゾーンから構成されており、館内に展示されている多数の恐竜骨格や標本、大型復元ジオラマ・映像などを見学しました。
福井県立恐竜博物館は、カナダのロイヤル・ティレル古生物博物館と姉妹提携しており、展示の様子なども似ている部分があるそうです。

また、主任研究員の宮田和周氏よりレクチャーいただき、化石や発掘について詳しく学ぶことができました。

研修の様子


生徒の感想

◇福井県立恐竜博物館には小さい頃に行ったことがあるのですが、当時はあまり興味がなく記憶がほとんどありませんでした。でもそのおかげで、新しい気持ちで博物館をまわることができました。インターネットである程度は下調べをしておいたのですが、実際博物館へ行くと知らなかったことがたくさんあって、さらに知識を深めることができました。
 恐竜の骨を実際見るとその大きさをすごく実感し、本当に大昔にはこんな生き物がいたんだと改めて感動しました。本物の化石に触れることができ、アンモナイトの肌触りとか、マンモスの牙の大きさ、曲がり具合がわかってとても楽しかったです。(思っていたよりマンモスの牙が曲がっててびっくりしました。)新種の恐竜(ドロマエオサウルス)の存在も知ることができて良かったです。時間がなくて説明などを流してでしか読めなかったし、最後のエリア(ほ乳類など)は化石を見ることしかできなかったので少し残念でしたが、とても有意義な時間を過ごせました。そして何より楽しかったです。

◇福井県立恐竜博物館の展示物は大変充実しており驚いた。しかし私のような素人には理解できない点が多かった。そのかわり、理論的に並べられておりその点においては工夫してあるなと思った。もし今回の研修が展示の見学だけであればあまり意味がなかったと思う。今回は博物館のスタッフの方による説明を受けた。その説明によって、発掘の歴史や体のつくりなどを総合的に見てどのような進化のプロセスがあったのかを考えた。あくまでも進化した時点を区切っているのは人間であるということを忘れてはいけない。そして、思いこみにとらわれずに挑戦してみるということが一番大事だと感じた。